酒井Dr.のまぶたの手術

はじめまして。形成外科医の酒井玲子です。
私は日本形成外科学会認定専門医として、主に瞼の手術を専門に診療に携わっています。

1. 年間約500人(1000眼)の手術実績
私は機能改善を目的とした保険の眼瞼下垂症手術に数多く携わってきました。年間500人(1000眼)以上の豊富な手術経験で培った確かな技術と、安全な手術を第一に考えています。

2. 女性医師としての視点
女性特有のお悩みや不安にも、女性医師として深く寄り添います。

眼瞼下垂症

眼瞼下垂とは?

眼瞼下垂症とは、まぶたを開けるための筋肉(眼瞼挙筋や挙筋腱膜)が緩んでいるために、うまく力が伝わらずまぶたが開けにくい状態のことをいいます。

眼瞼下垂の症状をイラストでわかりやすく解説

 

眼瞼下垂症になると、次のような症状がおこります。

・ 目が開けづらい
・ おでこにしわが寄りやすい
・ まぶたがくぼむ
・ 二重の幅が広くなる
・ 頭痛や肩こりがひどくなる


私は眼瞼下垂症?

瞼の重み、目の開きづらさを感じていてもすべてが眼瞼下垂症というわけではありません。眼瞼下垂症の他に多い原因が「皮膚のタルミ」です。

原因は人によって異なりますので、カウンセリングではどこを治療すると気になる症状が効果的に改善されやすいかということをみています。


例えば、次の写真の場合は目の開き自体が悪いため眼瞼下垂症と言えます。

酒井Dr.眼瞼下垂症例写真1 

                  

一方、次の写真の場合は目の開きはあまり悪くないですが、まぶたの皮膚が緩んで目に被さることで重たさを感じている症例です。これは皮膚のタルミが原因といえます。二重幅は狭くなることが多いです。

酒井Dr.眼瞼下垂症例写真2 
 

この2つの症状は治療法もそれぞれ異なります。

治療方法

眼瞼下垂症の治療方法は手術のみとなります。

 

1. 挙筋前転法 

眼瞼下垂症手術は皮膚を切開し、緩んだ筋肉を固定し直すことで楽にまぶたが開けられるようにするという「挙筋前転法」が一般的です。

術式は当院のオリジナル「いちのせ式部分切開法(4点留め)」となります。この手法には以下のような利点があります。

・ 傷が小さく、ダウンタイムを抑えられる
・ 手術時間が短い(片目15分程度)
・ 後戻りのリスクが低い
・ 不自然な三角眼やワニ眼になりにくい

また、何より自然な仕上がりを日々追求しながら執刀しております。


【 いちのせ式部分切開法(4点留め) 症例 】
酒井Dr.眼瞼下垂症例写真3 


2. 眉下皮膚切除術 

一方、皮膚のタルミが重たさの原因である場合は余分な皮膚を切り取る「眉下皮膚切除術」を行います。

【 眉下皮膚切除術 症例 】
酒井Dr.眼瞼下垂症例写真4 

酒井Dr.眼瞼下垂症例写真4 

かぶさりがなくなることで瞼が軽くなりとても楽になります。



3. 前頭筋吊り上げ術 

まぶたの筋肉(眼瞼挙筋)の働きが著しく低下している場合は、「前頭筋吊り上げ術」などの方法を行う場合があります。生まれつきの眼瞼下垂症の場合やご高齢者に多いです。

【 前頭筋吊り上げ術(右目) 症例 】
酒井Dr.眼瞼下垂症例写真5

眉毛を挙げる筋肉(前頭筋)を利用してまぶたを開く動作ができるようにする手術で、睫毛の上と眉毛の上を切開し、糸でつなげるようにします。
眉毛を上げると目が開くようになります。

酒井dr.による眼瞼下垂症手術のポイント&症例写真

1.厚いまぶたの組織量を調節してまぶたを軽くする

厚い一重まぶたは、目の開きをよくするだけでは皮膚や脂肪が余計に乗っかった感じになり目を楽に開けられるようにはなりません。

私の手術では組織量を減らすことで、印象が大きく変わりすぎない自然なまぶたを形成します。


酒井Dr.眼瞼下垂症例写真6

2.左右差のある眼瞼下垂症例にも対応

眼瞼下垂症手術では、術後の目の開き具合の左右差が問題となることが多いです。

現在行われている眼瞼下垂症手術の多くは、術中に座位で目の開きを左右そろえるという方法で、この方法で開瞼量を決めると術後に目の開きの差が生じやすいです。

(手術中は麻酔の効き具合で目の開きが変わったり、腫れ方や筋力の違いでも開瞼の具合が変わるからです。)


私の手術では…

・ 片目ずつ手術を行う

・ クリニック独自の計算方法で前転量を調節する

 

などの方法で左右差の発生率を限りなく低くしています。この方法を行うことで、もともと左右差のある症例にも対応します。


【 眼瞼下垂症(挙筋前転法)術 (右目) 症例 】
酒井Dr.眼瞼下垂症例写真7

右目のみ眼瞼下垂症手術を行い、左右差のほとんどない目元になりました。


【 眼瞼下垂症(挙筋前転法)術 (両目) 症例 】
酒井Dr.眼瞼下垂症例写真8

下垂を治すことによりくぼみ目も軽減され、左右の開瞼の差が揃いきれいな目元になりました。


内反症・逆まつ毛手術

内反症とは?

内反症とは、「目がゴロゴロする」「涙が止まらない」など、まつげが眼球を傷つける状態(逆まつげ)のことをいいます。目を開けているのがつらいため日常生活に支障が出てしまいます。

中にはまつ毛をすべて抜いて対処している方もいますが、すぐにまた生えてくるため根本的な解決にはなりません。

当院ではまつ毛を抜くのではなく、正しい向きに矯正するような手術を行っております。お悩みを解決するためにまぶたの状態を慎重に診察し、適切な術式を提案させていただきます。


一般的に内反症の手術は後戻りによる再発率が高いとされておりますが、当院の術式では後戻りの発症率が非常に低く仕上がりも自然で、多くの患者様にご満足いただいております。

時折、睫毛を正しい向きに整えても、数本が目に刺さったままになる場合があります。これは「睫毛乱生」といって文字通り乱れた向きに生えている睫毛です。 これらは拡大鏡を用いて1本1本毛根を針電気メスで焼灼することで脱毛(ただ抜くだけではなく生えてきにくくなるような方法)を図ります。


当院では、内反症の手術は主に酒井が担当しております。このような専門的な処置も含めて術後のフォローアップも行っておりますので安心して受けていただけると思います。



内反症の種類と治療法

内反症は先天的(生まれつき)起こるものと、後天的(主に加齢性の変化)があります。これらは内反が生じる原因が異なるためそれぞれに合った手術を行います。


    【 目次 】


    1. 子供~若年者の逆まつげ

     1-1 上まぶたの内反症(逆まつげ)

     1-2 下まぶたの内反症(逆まつげ)

     

    2. 中高年以降の逆まつげ

     2-1 上まぶたの内反症(逆まつげ)

     2-2 下まぶたの内反症(逆まつげ)


    3. たれ目形成術後に生じた内反症


    4. 睫毛乱生

1. 子供~若年者の逆まつげ(上下まぶた)

瞼板の向きは正常ですが、皮膚や脂肪が乗り上げて睫毛が内側を向いていたり、逆さ向きにまつ毛が生えている状態です。

生まれつきの場合が多いです。小さいうちはまつ毛が柔らかくあまり問題にならず、多くは自然によくなることが期待できるため手術を行わず経過を見ます。

成長するにつれまつ毛もしっかりしてくるので、まつ毛が角膜を傷つけてしまいます。15歳頃を過ぎても改善がなければ角膜の傷の具合などを考慮して手術を検討します。


当院では、皮膚切開法を選択することが多く、睫毛の生え際付近を切開し生え際が外を向くように皮膚を縫合します。



【当院の皮膚切開法の特徴】

 

一般的な皮膚切開法は睫毛の下3mmほどの位置を切開しますが、当院では睫毛の下1mmほどの部分を切開し、眼輪筋を処理し生え際を外反させるようにして固定します。

この方法で行うことで、傷が目立ちにくく、涙袋が残りやすい。再発しにくいなどの利点があります。

また透明な糸で縫合し、しばらく糸を残しておくことで再発を防ぎます。

蒙古ひだのつっぱりが強く逆まつ毛になっている場合は、蒙古ひだを緩める手術をする場合もあります。

 

 

2. 中高年以降の逆まつげ

2-1 上まぶたの内反症(逆まつげ)


上まぶたは眼瞼挙筋腱膜という組織が引っ張ることでまつ毛が外を向いていますが、それが加齢とともに緩むことでまつ毛が下を向いてしまったり、またたるんだ皮膚がまつ毛を押し下げてしまったりすることによって起こります。


手術ではこの挙筋腱膜をもう一度固定し直すことでまつ毛の生え際を外を向かせるような手術を行います。皮膚の弛みが原因の場合は余分な皮膚を切り取る方法を付け加える場合もあります。


酒井Dr.中高年の内反症例写真

酒井Dr.中高年の内反症例写真

2-2 下まぶたの内反症(逆まつげ)


瞼板(瞼の枠組みとなる軟骨)を支えている組織が緩み、瞼板が内側にひっくり返ることによって生じます。

緩んでしまう組織の一つに下眼瞼牽引筋腱膜という瞼板を下に引っ張る組織があり、下制筋手術はこの組織を固定し直すという方法です。

また、別の緩んでしまう組織の一つに内側・外側眼瞼靭帯という瞼板を横に引っ張る組織があり、それが緩んでいる場合は靭帯を固定し直す手術をおこないます。


他にも、アレルギーや炎症のため結膜(瞼の裏側)が委縮し硬くなり内反を生じる場合があります。この場合は委縮してしまった結膜を補うため、粘膜移植を行う場合があります。



【当院の下制筋手術の特徴】


下制筋手術とは緩んだ牽引筋腱膜をもう一度瞼板に縫合し直す方法が一般的ですが、当院では結膜側(瞼の裏側)を切開し、独自の固定法を行っております。これにより再発率をかなり下げることができています。

皮膚側に傷がないので、ダウンタイムは多少の腫れのみということが多いです。



【 内反症(下制筋法)術 (左目) 症例 】
酒井Dr.後天性内反症例写真

酒井Dr.後天性内反症例写真



3.たれ目形成、グラマラスライン形成術後の内反症


たれ目を形成するときに結膜(瞼の裏側)を切除したり引っ張って固定したりすることで生じます。 治療は不足した結膜を補うため粘膜の移植が必要になる場合があります。

当院では、口の中の粘膜を一部とってきて瞼の裏側に補う方法を行います。 手術は片側で30分で終了します。



4.睫毛乱生


睫毛の向きは正しく外を向いていても、数本眼球側に向かって生えている睫毛のことを言います。その場合は1本ずつ毛根を焼灼し脱毛することで乱生した睫毛を減らします。(睫毛電気分解術)

ただ抜毛するのみではいつまでも生えてきてしまいますがこの方法だと徐々に減毛します。局所麻酔で行う日帰りの処置で、保険適応となります。


治療前:上眼瞼の外側に20本ほどの乱生した睫毛があります。


酒井Dr睫毛乱生症例写真

睫毛電気分解術を4回施行後:乱生した睫毛が半数以下になっています。

初めは1-2ヶ月に一回程度の治療ですが、睫毛が減ると治療間隔も長くなります。


酒井Dr睫毛乱生症例写真

施術直後:乱生した睫毛がすべてなくなっています。


酒井Dr睫毛乱生症例写真

酒井Dr.の眼瞼(まぶた)手術の流れ

1. 診察(カウンセリング)

まずは一瀬院長が診察を行います。そこで患者さんの瞼の状態を拝見し、最適な治療法を決定します。

2. 手術のご予約

術式や患者様のスケジュールに合わせて、酒井が執刀する手術枠をお取りいたします。手術前に酒井との診察をご希望の場合はその旨お伝えください。

                                            

3. 手術と術後のフォロー

手術後も酒井が責任を持って経過を診ます。経過診察ではまぶたのことだけでなく、お肌やアンチエイジングなど美容全般のご相談も承ります。