皮膚腫瘍

手術

皮膚腫瘍全般についてご相談下さい(保険適応)。

 

皮膚良性腫瘍

<対象疾患>

色素性母斑(ほくろ)、粉瘤(アテローマ)、表皮母斑、脂腺母斑、青色母斑、脂肪腫、眼瞼黄色腫、ケロイド など

<治療>切除術を行います。必要に応じて再建術(皮弁術、植皮術など)。

 

軟部組織腫瘍

<対象疾患>

皮様嚢腫(デルモイドシスト)、ガングリオンなど

<治療>切除術を行います。

 

皮膚悪性腫瘍

<対象疾患>

基底細胞癌、有極細胞癌など

<治療>

1.皮膚生検などで確定診断

2.切除術および再建術(皮弁術、植皮術など)

3.必要に応じ、連携専門医に紹介します。

 

炭酸ガスレーザー治療、高周波治療

<対象疾患>

色素性母斑(ほくろ)、軟線維腫、脂漏性角化症、アクロコルドン(首のいぼ)、汗管腫など

<使用機器>
CO2RE(コア) (シネロンキャンデラ社のスキャナー付き炭酸ガスレーザー)

ラジオ波メス (エルマンジャパン社)

※両機器とも、正確かつ低侵襲な治療が可能 傷跡が目立ち難い

 

治療例

汗管腫に対する高周波治療
汗管腫に対する高周波治療,一瀬晃洋,形成外科,神戸大学,皮膚科,尼崎,大阪

高周波治療後1か月(2セッション後)

(治療効果)下まぶたの汗管腫が小さくなり、数も減っています。

(高周波治療 )特殊な極細の針を用いて、拡大鏡で観察しながら一つ一つの汗管腫に正確に熱を与えると縮小します。局所麻酔で行いますので痛みはほとんどありません。

Q&A

Q.手術は痛みますか?

A.痛みが少なくなる様に調合した局所麻酔を極細の注射針で注入します。手術中はほとんど痛みを感じませんが、万が一痛みを感じる部分があれば麻酔を追加します

 

Q.傷あとが目立たないでしょうか?

A.傷あとがなるべく目立たない様に、最小の切開で行い、形成外科の手技で縫合します。

(例えば、粉瘤はくり抜き法で小さな切開から嚢の摘出、脂肪腫は小さな切開から腫瘍を摘出します。)

眼の周囲や目立ちやすい部分には必要に応じて皮弁形成術を用いて、ひきつれを防いで傷あとを目立ちにくくします。

 

Q.大きな腫瘍ですが、治療可能でしょうか?

A.必要に応じて各種再建術(皮弁・植皮術)も可能ですので、ご相談下さい。

 

Q.保険適応でしょうか?

A.ほとんどの皮膚腫瘍で健康保険が適応されます。ただし、美容目的のものは保険適応になりません。